しっかりきかせるために
鐵人ブログ、3398日目です。(残り255日)
今日のブログも引き続きドライバー育成のお話したいのですが、今回は「運転以外」の育成の様子をお伝えしたいと思います。例えばトラックに積み込んだ鋼材を荷台に固定する「ラッシング」と呼ばれる作業。この時に必要な資材は「ワイヤー」「レバーブロック」「角あて」「木」といったところになるでしょうか。何十トンもある鉄の塊を、荷台にしっかりと固定しズレないように縛るのは簡単なことではありません。
この日は「H形鋼」と呼ばれる鋼材を積み込んだ後に、「アングル」という細めの鋼材を積み足してラッシングをする作業を行っていました。確実なラッシングをするためには、ただ単にワイヤーとレバーブロックで力任せに絞めていけば良いというものではありません。ラッシングをする際に出てくる「きかせる」という言葉。これは「荷台」と「荷物」と「荷締め具」それぞれが完全に一体となった状態を指します。そのためには鋼材に角あてをしたり、すき間に木を挟んだりしながら、しっかり「きかせる」ような締め方をしていかなければならないのですね。
このようなラッシング方法を完全に「ルール化」「マニュアル化」していくことは難しいでしょう。ではどのようにしていけば良いのでしょうか。この続きは明日のブログでお伝えしたいと思います。