「電気」で走るトラック
鐵人ブログ、3269日目です。
ここ数年の中で「電気自動車(EV車)」という言葉を日常生活の中でも耳にする機会が増えてきたと思いませんか?それだけEVが身近な存在になってきているということなのでしょう。基本的にEV車は「電気モーター」で動きます。エンジンを積んでいないので排気ガスを出すことはありません。おそらく近い将来は、世の中を走るクルマの大部分はEV車になるのではないでしょうか。
「だったら世の中のトラックを全部EVにしたら良いのでは?」と思われた方もいるかもしれませんね。しかし現状の技術では「全てのトラックをEV化」していくことは出来ないようです。その要因の一つが「航続距離」の問題。現在のEV車が積んでいるバッテリーの性能では航続距離が「100km」程度しかなく、現行の「大型トラック」の走り方では途中でバッテリー切れを起こしてしまうことになるからです。
そしてもう一つの要因が「馬力」の問題。停止している重たいトラックを動かすためには瞬間的に「大きなエネルギー」を生み出さなければなりません。しかし現行のEV車のモーターではそこまで大きな馬力を生む出すことは出来ないのです。「航続距離が短い」「馬力が小さい」という点が改良されなければ、すべてのトラックをEV化していくことは難しいでしょう。重たい鉄を積み、広大な北海道(&東日本エリア全般)を走破する私たち丸吉のトラックが、電気で走ることは当分の間なさそうですね。