「なぜ」を5回繰り返す
鐵人ブログ、3246日目です。
ドライバーが起こした交通事故や物損事故に対し、損害金の一部を本人に負担させて安全意識を向上させようとしても、最終的に事故を減らしていくことは難しいかもしれません。では、どのようなことをしていかなければならないのでしょうか?私は当該ドライバー「だけ」に対し責任を負わせるのではなく、「会社全体として安全に向き合っていく取り組み」が必要なのだと考えています。
実際に事故が起きてしまった場合には、「何故その事故が発生したのか」について徹底的に掘り下げて考えなければなりません。その時に必要なのは「なぜを5回繰り返してみる」ということ。例えば新人ドライバーのAさんが事故を起こしてしまった場合に、「①なぜAさんは今回の事故を起こしてしまったのだろうか?」→「〇〇が危険だとは思わなかったからではないか」→「②なぜ〇〇が危険だとは思わなかったのだろうか?」→「〇〇に対する教育内容が不足していたからではないか」→「③なぜ〇〇の教育が・・・」といった感じで、5回ほど「なぜ」を繰り返してみるのです。そうすると最終的には「Aさん」の知識や技能のことだけではなく、「会社の育成体制にも大きな問題があった」という結論になることもあるのではないでしょうか。
事故を起こしたドライバーだけではなく、「経営者」「管理者」「他のドライバー」が「安全」というものに対して真正面から向き合っていかなければ、会社の安全レベルは向上していかないということなのですね。まだまだ私も頑張らねば!