ガラパゴス化してないか
鐵人ブログ、3166日目です。
ここ数日のブログでお伝えしてきた「ディーゼルトラック」と「LNGトラック」が向かう未来について。その中で「ガラパゴス化」という話をさせていただきました。この言葉の意味は「国内市場が世界から隔絶された環境下で独自の発展を遂げ、その結果として世界標準の流れからかけ離れていく状態を揶揄する表現」と辞書には書いてあります。これはあまり良い表現とは言えないかもしれませんね。
日本のトラックメーカーは、国内の厳しい排気ガス規制をクリアしていくために、独自の進化を続けてきたと言えます。この対応力や企業努力はとても素晴らしいものであることは間違いありません。一方で「軽自動車」「ハイブリッド車」「水素自動車」「クリーンディーゼル車」といったクルマは、日本国内を中心に進化してきたものであり、このような日本製の車が世界市場を席巻していくことはないでしょう。
世界の情勢は確実に「脱ディーゼル化(ディーゼルを廃止する方向)」へ向かい、日本の情勢は「クリーンディーゼル化(よりクリーンなディーゼルを開発する方向)」へ向かっている。この現実をどのように受け止め、私たちはどう行動していくべきなのか。私は「ここ」に一つずつ答えを出していきたいと考えています。