ディーゼルの未来の行方
鐵人ブログ、3164日目です。
現在、世界中で走っているほとんどのトラックは「ディーゼルエンジン」で動いています。ディーゼルは「燃費が良い」「馬力がある」といった、非常に効率の良いエンジンであることは間違いありません。しかしこのディーゼルエンジンから出される排気ガス問題が、世界的に深刻度を増してきているのです。
皆さんは、このディーゼルエンジンから排出される「PM(粒子状物質)」や「NOx(窒素酸化物)」によって、世界各地で健康被害が報告されていることをご存知でしょうか?これらの物質が人の体内に入ることで、様々な病気になる人が増えていると言われているのです。このような理由から、ヨーロッパなどでは「ディーゼルエンジンを全廃する」という方針を掲げる国が増えてきており、今後の「脱ディーゼル化」は世界的な潮流になっていくことでしょう。
しかし「軽油」で走るディーゼルに置き換わるエンジンを見つけるのは簡単なことではありません。「電気」「ハイブリッド」「水素」など色々な候補が上がっていますが、どれも一長一短あり一本化することは難しいと思います。そのような中、現在世界的に急速なスピードで実用化が進んでいるのが、以前のブログでもお伝えした「LNG(液化天然ガス)」で走るトラックなのでした。時代と環境はもの凄いスピードで変化し続けているようですね!