玉葱をたくさん積み込む
鐵人ブログ、3117日目です。
先日の新聞に「玉葱(タマネギ)」の輸送効率化の記事が掲載されていました。同じ運輸業界でも「運ぶもの」によって輸送効率化の考え方は大きく変わります。例えば今回のような「野菜」であれば、シャーシに積み込んだ時に「重量」より「容積」が先に一杯になることでしょう。その場合は記事の中にもある通り、「荷台の空間」を大きくすることで今まで以上に「タマネギ」を多く積み込むことが出来るようになるのですね。
一方「鉄の物流業界」ではどのような取り組みが必要になっていくのでしょうか。鉄という商品はほとんどの場合「容積」より「重量」が先に一杯になってしまうため、今回の記事のように空間を大きくしても鉄を多く積むことは出来ません。また道路交通法等で車両の積載重量の上限が決められているため、そもそも重量をさらに積もうとしても限界があるのです。このように鉄の輸送効率化を進めていくのは容易なことではありませんが、だからこそ様々なチャレンジをしていくべきなのではないでしょうか。
「混載」や「往復」での輸送効率化、「作業」と「輸送」の融合による業務効率化、「鉄道」や「海上」を活用したモーダルシフト化など、鉄の物流という分野でもまだまだやれることは数多く残されていると私は確信しています。これからも「鉄の物流を変えていく」新たな挑戦を続けていきましょう!