「現状維持」という選択
鐵人ブログ、3011日目です。
約10年ほど前、私は厳しい経済環境を乗り切るために「現状維持」という経営方針を出したことがありました。結果は「大惨敗」し、大きな「後退」をすることになってしまったのです。それ以来私は「変化」と「挑戦」を自分の信念に据え、常に「行動」し続けることに決めたのでした。
一方、前に進み続けていく中で、ふと私の頭の中に「よぎる考え」があります。それは「じっとしていれば今の課題にぶつかることもなかったのだろうか?」という自分自身への問い。動きを止めたとき、瞬間的に「楽(らく)」という感覚になっている自分がいることは間違いないでしょう。理由は行動しなければその瞬間は新たな課題や難問にぶつかることはないからです。「昨年と同じままでいよう」「業界の常識に従っていこう」「前例がないからやめておこう」。会社や組織は前に進むことをやめた瞬間に、後退が始まっていくということを経営トップは強く自覚しておかなければなりません。
自転車はこぎ続けなければ転倒してしまいます。マグロは死ぬまで泳ぎ続けるそうです。恐竜は変化することができず最後は絶滅してしまいました。どのような時も「現状維持」という選択ではなく、「変化」と「挑戦」の道を進み続けていきたいものですね!