時間売上が「2倍」に!
2019/04/05
鐵人ブログ、2815日目です。
このたび「平成30年度 グリーン物流パートナーシップ会議」で発表させて頂いた、私たち丸吉の取り組み事例。どのような内容だったのかについて、ここ数日のブログの中でいくつかの「ポイント」をお伝えしてきましたが、いよいよ今日のブログで最後のポイントになります。それでは早速こちらをご覧ください。
四つ目のポイントが上の図になります。左側のイメージ図は一般的なトレーラー運行の一日を表したもの。一人のドライバーが一台のトレーラーとシャーシを使い、前日の積み込み、当日の荷物の配送、戻ってきてから明日の積み込み、という仕事を全て対応しているのが現実でしょう。一方で右側の図をご覧ください。こちらは倉庫作業員との連携、予備トレーラーとシャーシの活用、他の運輸事業者との連携によって、大きく「生産性」を向上させることが出来ているのがお分かり頂けるでしょうか?このような物流現場をつくり上げることにより、ドライバーの労働時間を削減しつつ、同時にトラックの売り上げをアップさせることが可能になるのです。【(左図)14時間稼働で10万円の売上=時間あたり約7150円。(右図)10時間稼働で15万円の売上=時間あたり15000円】 ⇒ その差は何と2倍以上!
さいごのポイントがこちら。これまでお伝えしてきた「鉄の物流改革」を進めていくためには、実際の鉄の物流現場で働く人の「働き方改革」も進めていかなければ、企業経営は成り立たなくなることでしょう。労働時間を削減しながらも、これまで以上の売り上げや利益を上げていかなければならないのですから。そこで私たち丸吉では「マルチプレーヤー」の育成を行い、多能工化の推進を図ることで、このような物流改革を進めることが出来ているのです。