この数字が意味するもの
2019/04/05
鐵人ブログ、2891日目です。
先日、ある研修会で「トラック運輸業界の現状」について改めて学ぶ機会がありました。現在、日本ではドライバー不足によって、物流危機が徐々に深刻化しつつあります。今はクリック一つで欲しい物が何でも買える時代になりましたが、いくらネット社会がより便利により快適に進化しても、実際にその物が欲しい人に届けることが出来なければ何の意味もないのです。
必要なときに、必要なものを、必要な分だけ、欲しい荷物が届くことが当たり前になっている現代。でも、もしかしたら近い将来、「頼んだ荷物が届かなくなるとき」がやってくるのかもしれませんね。「3.03」・・・この数字が何を意味しているのかご存知でしょうか。これは直近のトラックドライバーの有効求人倍率の数字です。地域によっては5.0倍以上の倍率になっているところもあるとのこと。「現状の輸送サービスを維持していくため」に必要なドライバー数が、決定的に不足しているということを表しているのではないでしょうか。
そのような中、日本の物流全般を所管する国土交通省では、「働き方改革」を推進することによって「日本の物流」を守ろうとしているのです。日本経済を支えている物流がマヒしてしまう前に、国民全体で「物流のあり方」を考えていく時期にきているのかもしれませんね。