マニュアルだけで大丈夫?
2019/04/05
鐵人ブログ、2842日目です。
私たち丸吉では様々なマニュアルを使って新人教育を行っています。ここで問題になってくるのが「マニュアルだけでは伝えられないことがある」ということ。皆さんも実際に新しい家電製品などを使う場合、付属の「説明書(=マニュアル)」はサラッと見るだけで、後は「実際に使いながら操作を覚えていく」という方がほとんどなのではないでしょうか。
例えば鉄の物流現場においては、鋼材を積み込んだ後に行う「荷締め」という作業があります。もちろん基本的な積み付け基準はしっかりと作ってあるのですが、「それ(マニュアル)」だけでは伝えられない「微妙なニュアンス」であったり、「ちょっとした現場での工夫」であったり、「ドライバーさん秘伝の技術(笑)」といったものが存在するのも事実なのです。
実際に昨年末にはドライバーリーダーである伊藤さんから、新しく入社したドライバーさんたちに対し、「冬期間における鋼材の荷締め方法」として、イラスト図や伊藤さんの言葉で様々な知識を伝えてもらう機会がありました。「知識や技術の伝承」をどのようの行っていくのか。地道な作業ですがこのような取り組みを継続していくことで、「丸吉の伝統」をしっかりと守り続けていきたいと思っています。