逃げることで失っているもの
鐵人ブログ、2666日目です。
先週末に開催された「公益社団法人 全日本トラック協会 青年部会 北海道ブロック大会」。私は主催者を代表して約170名近くの皆さまの前でご挨拶をさせて頂いたのです。挨拶が終わった後は、「だいぶ緊張してたね?」「さっきは大丈夫だった?」と、皆さまから温かい「ご心配の声」を数多く頂いた私なのでした(苦笑)。
私が「吃音(きつおん)者」であることは何度かこのブログでお伝えしてきたことなので、ご存知の方もいらっしゃることかと思います。一時は発語不能な状態にまでなった私が、「人前で話をする」なんてことは到底考えも出来なかったことでした。私は「そのこと」から「逃げ続ける人生」を送ってきたのです。そこには「人前で恥をかきたくない」という、自分自身の「小さなプライド」があったのは間違いありません。しかし、様々な出会いや多くの学びをしていく中で、ある時「逃げることで失っているもの」の多さに改めて気づいたのでした。
人は誰しも「逃げる(最初から断る・途中で諦める・先延ばしにする)」という選択をしてしまうことがあるかと思います。「経験がないので無理です」「苦手なので出来ません」「準備が出来たらいつかお願いします」と。でも、「いつか」が「いつまでもやってこない」ということは、本人が一番分かっているはずです。「逃げるのか、逃げないのか」、皆さんは「どちらの道」を選んでいるでしょうか?