ライバルは「外」から
鐵人ブログ、2646日目です。
最近「民泊」のニュースが数多く取り上げられるようになりましたね。民泊とは「一定の条件を満たしている民間の住宅や施設に宿泊業を認める」というもの。政府が民泊を推進する理由の一つに、ここ数年の中で日本にやってくる外国人観光客が急増したこと等が挙げられるでしょう。従来からあるホテルや旅館だけの設備では対応しきれない現状があるのですね。
また「輸送」の分野にも大きな変化が起き始めています。世界的に大きな広がりを見せている「ウーバー」というサービスがあるのをご存知でしょうか。これは一般の乗用車の位置情報を把握し、同じ方向に向かう人や荷物を一緒に運ぶというサービスです。まだ日本には根付いていませんが、今後この国の物流のあり方を大きく変えていくことになるでしょう。
どちらにも共通していることは「従来の枠を超えている」ということ。「宿泊するならホテル(旅館)」ではなく、「物を運ぶならトラック」でもない。新たなライバルは突然「外」からやってくるのですね。これからも「物を運ぶ仕事」がなくなることはないでしょう。しかしこれまでトラックで運んできた荷物だからといって、これからもトラックで運び続けられる保証はないのです。