一から人を育てていく
鐵人ブログ、2629日目です。
先日テレビを見ていた時のこと。「漁師を育てること」を目的とした研修所のニュースが、ふと私の目にとまりました。この研修所は北海道のある街にあり、日本全国より「漁師」を希望する人を集め、様々な教育を行っているとのこと。ここでは、漁師になるために必要な知識を学んだり、資格を取得したり、実際の船に乗って経験を積むことが出来るのだそうです。
現在、どの職業でも深刻化している「人材不足」という問題。そのような中で「経験者」や「即戦力」ばかりを求めても人が集まらないのは明らかでしょう。やはりこれからの時代は、全くの未経験者であっても、「一から人を育てていく」ということをしていかなければならないのですね。
日本全国にある6万社の運輸会社。その中では約80万人のドライバーが働いていると言われています。一方で2020年には10万人のドライバーが不足すると予想されているのをご存知でしたでしょうか?このまま何も手を打たなければ、日本の90%以上の物流を支えている「トラック輸送」は大変な事態になりかねません。それぞれの運輸会社が「自らドライバーを育てていく」という覚悟を決める時が、すぐ間近に迫ってきているようです。