何を守っていくかを決める
鐵人ブログ、2052日目です。
何を守り、どんなことを大切にされていますか?昨日のブログでは、私が大切にしている「守破離(しゅはり)」という考え方の概要についてお伝えさせて頂きました。今日はこの考え方を「事業承継」や「企業経営」に当てはめてみたらどうなるか?についてお話したいと思います。私はこの守破離を、経営者としてこのように捉えています。
- 【守】 いつまでも守り大切にしていくもの
- 【破】 時代に合わせて変え止めていくもの
- 【離】 未来を見て進化させ創造していくもの
守破離の最初の文字は「守」。「何を守っていくのか?」を最初に決めることは、とても大切なことです。私が事業承継者として最初に守ると決めたのは「人に学び、人を育て、人の為になる」という丸吉の経営理念でした。創業者が思いを込めたこの言葉を徹底的に守り、大切にし、実践していける経営者になることを心に決めたのです。『いつまでも学び続け新たなことに挑戦していける会社、どんなときも温かく人を育み共に成長していける会社、地域に必要とされ社会の為に貢献できる会社』にしていくこと。私の考え方の根幹が「ここ(理念)」にあるのです。
また「鉄」を中核とした「事業戦略」も守ると決めました。様々な勉強会などで「自社の強み」が何なのかを徹底的に掘り下げていったときに、改めて丸吉の強みは「鉄」や「輸送」にあると確信したからです。それ以降「重量物や長尺物に特化した鉄の輸送」というものをベースにして、他社との差別化を徹底して行ってきたのです。以上が、これまで私が事業承継者として進めてきた守破離の「守」についてでした。