時代に合わせて変化させる
鐵人ブログ、2048日目です。
時代の変化に自分たちのサービスを合わせていますか?昨日のブログではモーダルシフトの目的や概要をお伝えさせて頂きました。今日は最近のモーダルシフトに対する「変化」について少し書かせて頂きます。あくまで私の視点ですが「従来のモーダルシフトの考え方」の主軸は「二酸化炭素(CO2)排出量の削減」。そうすることで地球温暖化を防いだり、環境に優しい輸送体制を実現してきたのです。
一方でここ数年の間に、運輸業界の最大の経営課題の一つになりつつある「ドライバー不足問題」。「出来るだけ少ない人員で、大量かつ効率的に物を運ぶ」ということを推進していかなければ、この先の安定的な輸送体制を維持していくのは難しくなっていくことでしょう。従来のモーダルシフトの目的が「CO2削減」だったすれば、最近では「ドライバー不足対策」の有効な手段になってきていることは間違いありません。例えば、これまでの輸送方法で「10台のトラックに荷物を積み、10人のドライバーさんがそれぞれのトラックを運転し、東京から東北方面に500km近い距離を、道路で走っていた」とします。これをモーダルシフト輸送(鉄道コンテナやフェリーシャーシ輸送)に転換すると、この半分以下のドライバー数で同じ量の輸送を実現することが可能となるのです。
これまでの輸送手段(モード)を転換(シフト)していくこと。私たち運輸事業者自らが、時代に合わせて「変化」をしていかなければなりません。「トラック」の強みを生かしながらも、柔軟にそれ以外の輸送モードを組み合わせて、効率的な輸送体制を実現していきたいですね!