鉄を運べる鉄道コンテナ
鐵人ブログ、2531日目です。
昨日のブログでお伝えした「物流危機」というテーマ。今日から何回かに分けて、その物流危機を打破するために進めている、私たち丸吉の「物流改革」の取り組みについてお届けしていこうかと思っています。まず最初は「①モーダルシフト推進事業」について。国土交通省では、ここ数年の中で、特に「モーダルシフト」という輸送手段を積極的に推奨しているのでした。
私たち丸吉では「モーダルシフト」を次なる輸送の柱に育て上げるべく、日々新たな取り組みを進めているところです。例えば約3年前に導入された「20Fオープントップコンテナ」。これは「鉄道で鉄を運ぶ」というコンセプトのもと、新たに自社開発をして誕生した「ニュータイプ」のコンテナだと言えるでしょう。
従来のJRコンテナは、「箱型」「重さ5tまで」「長さ3.6m以内」というものが一般的な基準になります。このような形状のコンテナは、正直「鉄」を運ぶのには「不向き」と言わざるを得ません。しかし私たち丸吉が新たに開発したコンテナであれば、「オープントップ型(屋根なし型)」「重さ10tまで」「長さ6m以内」という基準になり、鉄の製品を運ぶには十分な機能を有することが可能になりました。
時代の流れを読み取り、自社の強みを磨き、従来の既成概念にとらわれず、新たな変革と挑戦を続けていく。その中で誕生した「真っ赤なコンテナ」を活用しながら、これからもモーダルシフトを積極的に推進していきましょう!