10トンを超えてないか
鐵人ブログ、3257日目です。
トラック業界には「軸重(じくじゅう)問題」という難しい課題があるのをご存知でしょうか。この課題を一言で分かりやすくいえば「一本(一軸)のタイヤに10トン以上の荷重が掛かっていないか」というのがポイントになります。例えば最大積載重量が「27トン」という「シャーシ」があった場合、「3軸(3本)」のタイヤが装着されていれば、一軸当たりに掛かる荷重は「27トン÷3軸=9トン(<10トン)」となるので問題ありません。
しかしここで問題になるのがそのシャーシを引っ張るトラクタ側の方。トラクタの後輪タイヤには、「荷物の積み方(積む場所・積む位置)」や「その他の条件(積雪・走行スピード)」等によって、10トン以上の荷重が瞬間的に掛かってしまう場合があるのです。どのような条件が重なると「軸重オーバー」になってしまうのか。これを測定するためには実際のトレーラーを使って実験してみるしかありません。先日ある場所でこの「軸重問題」の実証実験が行われ、その際に私たち丸吉ロジのトレーラーや普段運んでいる鉄の製品が使われたのでした。
諸事情により今回の実験の詳細については、このブログの中で書くことは出来ません。しかし、これからも「業界が抱える課題」を解決していくために、自分たちが出来ることを精一杯対応していきたいと私は思っています。