鉄を運べるフェリーシャーシ
鐵人ブログ、2532日目です。
現在、国土交通省が進めている「物流効率化」の3つの施策。昨日のブログでは「①モーダルシフト推進事業」についてお伝えさせて頂きました。このモーダルシフトを進めていくことによって、より少ない人員で大量に物を運ぶことが出来るようになるのです。今日は私たち丸吉が「鉄の物流」の分野で進める「モーダルシフト輸送/第二弾」をお届けしますね!
通常、海上フェリーで使われているシャーシは、「20tアオリ型シャーシ」と言われるものが一般的。これは鋼材用のシャーシではなく、一般雑貨に対応するための仕様になっており、「アオリ」と呼ばれる薄いアルミ板によって荷台の周囲が囲まれています。しかしこのような仕様では、鉄のような重量物を安全に運ぶことは中々難しいと言わざるを得ません。
一方で私たち丸吉が新たに導入を進めているのが「28tスタンション型シャーシ」です。こちらは「鉄(重量物)」を運ぶために開発された専用シャーシと言っても良いでしょう。「スタンション」と呼ばれる頑丈な支柱によって、安全確実に荷物を固定することが出来るようになっているのです。また積載重量は一般的なものに比べ1.4倍(20t→28t)を確保し、大幅な輸送効率化を実現することが可能になりました。
このようなフェリーシャーシの導入を進めることで、「ドライバー不足対策」「CO2削減対策」「安全性向上」など、様々な効果を期待することが出来ると考えています。これからも積極的に「モーダルシフト」を推進していきましょう!