鉄の物流を一体化させるために
鐵人ブログ、2534日目です。
ここ数日の中でお伝えしてきた、国土交通省が進めようとしている「3つの物流効率化策」について。本日のブログでは最後の「③輸送網集約事業」についてお話させて頂きます。国交省では「輸送・保管・荷さばき・加工等を行う物流施設内に、トラックを保有する運輸会社の営業所を併設することによって、より効率的な輸送体制を確立できる物流センターをつくること」を推進しようとしているのです。
私たち丸吉では「鉄の物流業界」において、以前からこのような事業モデルを確立し、東日本エリアを中心に事業を拡充してきました。鉄鋼センター内の「運送・作業・管理」を一体化させることで、より効率的なセンター運営を行うことが出来るよう、物流現場の改革を進めてきたのです。「荷主企業と物流企業が共に理想の物流のあり方を考えていくこと」が、これからの時代には絶対に必要なことなのではないでしょうか。
一方、一般的な鉄鋼センターでは、いまだに「荷主」「運輸会社」「作業会社」がバラバラで仕事をしている事例が数多く見受けられます。「一方的な指示命令や情報伝達」「互いの無関心から生まれる一体感の欠如」、このような物流現場では、決して円滑な業務を行っていくことは出来ないでしょう。
必要な情報が全員に共有化され、お互いが相手のことを気遣い、融通し協力し合うこと生まれる、一体感のある物流現場。そのような「理想的な物流の姿」を、これからも追い求め続けていきたいですね!