苦難を人生の糧にしよう
鐵人ブログ、3584日目です。(残り69日)
「私の半生シリーズ 第十話」。これまでの半生シリーズは、私の「誕生から学校を卒業する頃(0歳~22歳頃)」までの話を中心にお伝えしてきました。今日は私が初めて「社会に出た頃(22歳以降)」の話をさせていただきたいと思います。昨日のブログでお伝えした通り、「携帯電話」をきっかけにして「電話恐怖症」を少しずつ克服していった私。しかし相変わらず「固定電話」に対する恐怖心は消えていませんでした。そのような私でしたが、ご縁のあった鉄鋼商社にお世話になることが決まり、旭川での一人暮らしをスタートすることになったのです。
新入社員の最初の仕事の一つが「会社に掛かってくる電話を取る」というものでした。しかし吃音者の私は、新入社員として「当たり前の仕事」が中々出来ず、電話が鳴るたびに「ビクビク」しながら一日一日が過ぎていき、結局初めて電話を取るまでに約三カ月もの時間がかかってしまったのです。それからも私にとっては苦難の連続でした。私が就職した当時は、まだ「ポケベル」が主流の時代。携帯電話やメールの普及がそこまで進んでいなかったので、仕事関係の相手先に連絡をとるときは「固定電話」しか手段がなかったのです。名前が名乗れない、用件が上手く伝えられなかった私が、会社の人やお客様に多くの迷惑をかけてしまったのは言うまでもありません。
初めて社会に出た頃の私は、このような「苦難の毎日」を送っていました。でも「このような経験をしたからこそ今の自分があるのだ」と考えられるようになってから、私の人生が大きく変わっていったのだと信じています。今日の教訓。「苦難を人生の糧にしていこう!」