私が大切にしている考え方
2016/11/11
鐵人ブログ、2051日目です。
皆さんには「自分の信念」にしている言葉がありますか?私はいくつかの大切にしているものがあるのですが、その中の一つに「守破離(しゅはり)」という考え方があります。これは日本の茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つ。今日のブログではこの言葉にどんな意味があるのかをお届けしたいと思いますのでお付き合いくださいませ。
どのような「師弟関係」においても最初は、師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まります。その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合ったより良いと思われる型をつくりながら、初めて既存の型を「破る」ことが出来るのです。そして最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した人だけが、その型から「離れて」自在になることができる、というのが「守破離」いう言葉の真の意味だと私は理解しています。
これはどのような仕事やポジションにおいても当てはまる考え方なのではないでしょうか。特に事業を承継する立場の人(会社の2代目など)にとっては、絶対に必要な考え方だと私は思っています。「先代がつくってきた会社をとにかく守っていくのが私の仕事なんです!」「俺はオヤジとは違うから、俺のやりたいようにやってやる!」といった言葉を聞く時があります。どちらの考え方が合っている、間違っているということではないかもしれませんが、やはり何ごとも「バランス」というものが必要なのではないでしょうか?私も丸吉運輸機工株式会社を承継させて頂いた2代目になります。社長就任してから今年で丸8年が経ちました。これまでどのような「守破離」をしてきたのかについて、明日以降のブログで順番にお伝えさせて頂きますので、どうぞ楽しみにしていて下さいね!