目指す山を決める
鐵人ブログ、2555日目です。
私が丸吉の社長に就任させて頂いてから、あと半年ほどで丸10年を迎えることになります。この間、将来ビジョンや経営の考え方について、様々な場面で話をする機会をつくってきました。新年度を迎えるにあたり、最近は特にこのような場面が増えている私。これからも丸吉という会社がどこに向かって進んでいるのかを、明確に伝えていけるようなトップでありたいと思っています。
「進むべき未来を指し示す」。私は、経営者の大切な役割の一つが「どの山の頂上を目指すのか(戦略)を決めること」にあると考えています。一方で、経営トップは「どのルートを通ってその山の頂上に登っていくのか?(戦術)」「どのような荷物を準備してその道を進んでいくのか?(戦闘)」にばかり意識が向いていないかを、時々自己チェックする必要があるのではないでしょうか。トップが日々の戦術面や戦闘面ばかりに気を取られていると、大切な戦略面を見失ってしまい、組織や企業を路頭に迷わすことになりかねないと思うからです。
「戦略のミスは戦術戦闘でカバーすることは絶対に出来ない」という言葉があるように、どれだけ完璧な「戦術」を練り上げたとしても、どれだけ強力な「戦闘」の能力を持っていたとしても、根本的な「戦略」が間違っていれば、事業を継続発展させていくことは難しいでしょう。先行きが不透明な時代だからこそ、より明確な「戦略」を示すことができるリーダーを目指していきたいものですね!