業界を外から見続ける眼
鐵人ブログ、3482日目です。(残り171日)
今日は3つ目の「異」である『外側からの視点で洞察する「異邦人」』についてお伝えしたいと思います。これまでの時代であれば「業界の中の敵(ライバル企業)」との戦いに勝てば良かったのかもしれません。しかしグローバル化が急速に進んだ現代においては「業界の外からやってくる敵」とも戦わなければならなくなったのです。例えば「アマゾ〇」と「物流業界」の構図がこれに当てはまるでしょうか。
いつもネット通販でお世話になっているであろう、皆さんもご存知の「アマ〇ン」は、倉庫会社でもなければ運送会社でもありません。しかし「ネット通販」という従来にはなかったサービスを武器に、あっという間に日本(世界)を席巻。大量の商品をストックする自前の倉庫をいくつも持ち、今は外部の輸送能力も使って配送をしていますが、今後は自前の輸送網(トラック・飛行機。船など)を拡充していくことは間違いないでしょう。倉庫業界や運輸業界にとっては、まさに幕末の日本に突如やってきた「黒船」のような存在なのですね。
今、自分たちが仕事をしている業界を、常に「外側から俯瞰的に見続ける」ということを絶対に忘れてはなりません。そうでなければあっという間に「外からの敵」に滅ぼされてしまうから。私自身も「鉄の物流業界」を外から見続ける異邦人のような視点を忘れずにいきたいと思っています。