業界のイメージが悪い?
鐵人ブログ、3161日目です。
昨日のブログで書かせていただいた「若者のクルマ離れ」というテーマについて。運輸業界に若者が入ってこない要因の中で、「若者のクルマ離れ」と同じくらい議論に挙がってくるのが「運輸業界のイメージが悪い」というものです。たしかに悲惨な交通事故報道やアオリ運転映像などがニュースで流れたりすると、トラックや運輸業界に対して悪いイメージを持つ人がいることも事実でしょう。しかし私は「運輸業界のイメージ」という言葉が真っ先にあがってくることに強く違和感を覚えるのです。
運輸業界のイメージをつくっているのは、紛れもなく日本全国に約6万社ある一社一社の運輸会社であることは間違いありません。その6万社の会社にはそれぞれ1人ずつの社長がいる訳で、私もその中の一人だということになります。ですから「私自身」にもこの業界のイメージをつくっている「責任」があると思わなければならないのです。運輸業界の話をする前に、それぞれの会社のトップが「自分の会社」に対し心から「誇り」を持てているかどうか、そして日本全国に80万人近くいるドライバーが「物を運ぶという仕事」に使命感を持ってハンドルを握っているかが重要なのではないでしょうか。
今の若者たちに、そして小さな子供たちに、心から胸を張って「この仕事の素晴らしさ」を伝えられたときに、「業界のイメージ」は変わっていくのかもしれませんね。皆さんは今の仕事に対してどのような想いを持っていますか?