未来と現在を結びつける
鐵人ブログ、3459日目です。(残り194日)
今日は「守破離(しゅはり)」の最後にある「離」について、具体的な話をお伝えさせていただければと思います。この「離」には「従来の発想や既存の枠から離れ、新たなものを生み出していく」という意味があると考えている私。この「新たなものを生み出す」という言葉を聞いて皆さんはどのようなことを思ったでしょうか?もしかしたら「画期的な新サービス」や「特許をとる商品開発」のようなことをイメージした方がいたかもしれませんね。しかし現実にそのようなサービスや商品をどんどん生み出していくことは不可能に近いと思います。ではどのようにしていけば良いのか?私は「未来と現在を結びつけたところ」に、そのヒントが隠されていると思っています。
私が丸吉運輸機工(現 丸吉ロジ)の社長に就任したとき、当時は全く使っていなかった「環境経営」という言葉を使いました。理由は「これからの未来は、地球環境を守り、地域社会の発展に貢献し、環境問題に真正面から取り組んでいく企業でなければ生き残ることは出来ない」と考えたからです。
どのような未来になるかを予測し、現在の自分たちの会社で出来ることが何なのかを探求し続けていくこと。それが経営トップに求められる重要な役割の一つなのではないでしょうか。明日のブログでは、実際に私が「環境経営」という旗印を掲げた後に取り組んだ内容についてお伝えさせていただきます。お楽しみに!