手間がかかることをする
鐵人ブログ、3403日目です。(残り250日)
先日、苫小牧での打ち合わせを終えて帰ろうとしていた時のこと。ふと駐車場の片隅に目を向けてみると、ドライバーの佐藤さんが鋼材を積み終え、荷物の最終チェックをしている姿を見つけました。積みあがった荷物を見ていて「ふと気づいたこと」があったので、今日のブログで少しご紹介させていただければと思います。
今回の荷姿をよく見てみると、一つの特徴があるのがお分かりいただけるでしょうか。それは「全く違う形をした鋼材を積み合わせている」ということ。この日は「H形鋼」という鋼材の上に、「鋼管パイプ」という別の品種の鋼材が一緒に積まれていました。一般的に運輸業界ではこのように異なる形をした品物を積み合わせることを嫌います。理由の一つとしては「手間がかかる」ということが挙げられるでしょう。一方、鉄の納入先の一つである「鉄工所」などでは、このような異なる荷物がバラバラのトラックで何台にも分かれて納入されることを嫌います。理由はこちらも同じく「手間がかかる」から。
また運輸業界全体で考えても「複数のトラックを同一方面、同一場所に走らせること」が非効率であることは間違いありません。これらの事実から分かるのは「一台のトラックに別々の荷物を積み合わせること」が、いかに効率的な輸送方法かということです。私たち丸吉ロジでは可能な限り多様なお客様のニーズに応えられるように、このような鉄の積み合わせにも対応し日々の輸送業務を行っているのでした。