往復の荷物を積んで走る
鐵人ブログ、3521日目です。(残り132日)
ここ数日のブログでお伝えしている「シャーシ」を使った輸送効率化の話。今日は「往復輸送」の可能性についてお伝えしたいと思います。鉄の輸送には一つの「流れ」があるのをご存知でしょうか。それは「製鉄所」で作られた鉄が、「鉄鋼センター」で在庫され、「鉄工所」に運ばれて様々な鉄骨に加工される、というもの。この一連の流れの中で、様々な鉄の輸送が必要になってくるのです。それでは下にある【輸送③】の往復輸送のイメージ図をご覧ください。
X鉄鋼センターを出発し、Y鉄工所にAの鉄を運び終えたトレーラー。その後、近くにあるZ製鉄で作られたBの鉄鋼製品を積んでX鉄鋼センターに戻ることが出来れば、「空車率(荷物を積まない状態で走る率)」を減らすことが可能になります。そして昨日のブログでもお伝えしたように、別のトラクタヘッドとシャーシで荷物を積み降ろしておけば、さらなる輸送効率化を実現することがお分かりいただけるでしょう。(2日前にお伝えした下の【輸送①】の図と比べてみたら、その差は歴然ですよね!)
このように往復で荷物を運んだり、複数のトレーラーで荷物を積み降ろしすることで、様々な輸送効率化を実現することが出来るのです。これが私たち丸吉ロジが進める「鉄の物流改革」の事例の一つなのでした。