土が崩れてこないように
鐵人ブログ、3431日目です。(残り222日)
昨日のブログでお伝えした「重仮設」という事業分野について。今日はそこで使われている「鋼矢板(こうやいた)」という品種について説明したいと思います。鋼矢板は主に「土留め(どどめ)」をするときに使われる鋼材です(どのような形をした鋼材なのかは下の写真からイメージしてみてくださいね!)。土留めとは「開削工法により掘削を行う場合に、周辺土砂の崩壊を防止すること」、また「止水を目的として設けられる仮設構造物をいい、鋼矢板壁、親杭横矢板壁、鋼管矢板などがある」と辞書には書かれているのでした。
例えば左図のようなイメージの地下階がある大きなビルを建てる時、最初に地下構造物を作るために地面をショベルカーなどで掘削する必要があります。その際、中央の図のように地面をいきなり重機で掘削をしていくと周囲の土砂が崩れることになりかねません。そこで重要な役割を果たすのが右図のような「土留壁(鋼矢板)」なのです。鋼矢板を地中に打ち込んだ後に掘削すれば、土砂崩れが起きないように地面をしっかり支えることができ、安全かつ効率的に工事を進めることが可能となるのでした。
これが鋼矢板の最も代表的な使われ方だと言えるでしょう。一方でここ最近特に増えてきたもう一つの重要な「使用方法(役割)」があります。それは一体どのような使い方なのか?続きは明日のブログでお伝えさせていただきますね!