何をやめ何に集中するか
鐵人ブログ、3532日目です。(残り121日)
昨日のブログでお伝えした「決断」の重要性について。私が丸吉の社長に就任させていただいたのは2008年10月。その後一番最初に行った「大きな決断」は「工事業からの撤退」というものでした。「丸吉ロジ株式会社」の旧社名は「丸吉運輸機工株式会社」。その名前の通り「運送」と「工事」の二本柱で長年に渡り事業を行っていたのです。その一つの大きな柱をなくし、そこから撤退するというのですから、この決断がいかに厳しく重大なものだったのかがお分かりいただけるでしょうか。
一方で当時はまだ数名、数千万の売上規模だった「鉄の物流事業(現在の3PL事業)」に大きな可能性を感じ、そこへ経営資源を集中していくことに決めました。このように当時の経営トップとしての私の決断は、「工事業からの撤退」と「鉄の総合物流企業への進化」というものだったのです。この決断が正解だったのか間違っていたのかは、これからの時代が証明してくれることでしょう。
何かを決断するということは当然「リスク」が伴います。私たち丸吉で言えば、工事業をやめたことによって「失ったもの」があったのも事実です。一方で鉄の物流事業に集中したことによって、失ったもの以上に「得たもの」があったのも間違いないでしょう。このような会社の未来を左右する「決断」は経営トップにしか出来ません。だからこそ経営者には素早い的確な決断能力が求められるのですね。まだまだ私も頑張らねば!