他の責任にしていないか
鐵人ブログ、3160日目です。
人は「何かの問題が起きたとき」に、どうしても「他の責任」に転嫁しようとする傾向があるようです。自分ではない「何か」に責任を押し付けることによって、本能的に「自分」を守ろうとしているのかもしれません。しかし何かの責任にしても根本の解決にならないのは明らかでしょう。これは私を含めて誰もが気をつけておかなければならないことだと思います。
例えば昨日のブログでも取り上げた、運輸業界で起きている「ドライバー不足」という深刻な問題。この問題を議論するときに「若者のクルマ離れ」という要因を真っ先に挙げる場面を見かけることがあります。たしかに最近の若い人は車の免許自体を取得しなかったり、ネットの普及により自分が移動すること自体が減っている、といった現実があることは間違いないでしょう。しかし本当に「若者のクルマ離れ」という一言で片付けて良いのだろうか?と思う私がそこにいるのでした。
まず最初に議論しなければならないのは「私たち自身がどれだけクルマやドライバーの魅力を若者に伝えることが出来ているだろうか?」ということだと思います。このこと以外にもまだまだ「自分たちに出来ること」が山ほどあるのではないでしょうか。目の前で起きている現実に対し「他の責任」にして終わらせていることがないかを、今一度チェックしてみる必要があるかもしれませんね。