人生なるようになるさ!
鐵人ブログ、3582日目です。(残り71日)
「私の半生シリーズ 第八話」。今日は私の学生時代の「ある話」をさせていただきますね。その話とは私自身が「電話のない生活」を10年以上も送っていたということ。その理由は「半生シリーズ第五話」でお伝えした私の「吃音」にありました。吃音の中には大きく二つの「種類」があるのをご存知でしょうか?最初の言葉を繰り返し発する「連発」と、最初の言葉が出なくなる「難発」と呼ばれるもの。私は後者の部類に入るかと思います。
そんな私が一番苦手にしていたことの一つが「電話」でした。当たり前のことですが、電話を掛けるときは最初に「自分の名前」を名乗らなければなりません。しかし私は「吉谷」の最初の「よ」という言葉を言おうとすればするほど、言葉が出なくなってしまうのです。「自分の名前を名乗る」という普通の人にとっては何の問題もないことも、最初の言葉が出なくなってしまう吃音者の私にとっては、電話自体が非常に高いハードルとなっていたのでした。いつの間にか電話を掛けるということが「恐怖」になっていたのですね。
そんな訳で完全に「電話恐怖症」となってしまった私は、中学校から就職するまでの約10年間ほど「電話のない生活」を送っていました。今振り返ると「どうやって生活をしていたのか?」と不思議に思いますが、そんな状況でも、普通に毎日のように友達と遊び、普通に学生生活を送っていたのです。電話が出来なくても、言葉が上手く話せなくても、意外に人生何とかなるものなのですね。今日の教訓。「人生なるようになるさ!と割り切ろう!」