モノ余りコト不足の時代
鐵人ブログ、3354日目です。(残り299日)
「私の仕事は〇〇業です」。たいていの場合は、自分の仕事をこのように表現することが多いのではないでしょうか。「運送業」「倉庫業」「保険業」など、実際に扱っている「商品(モノ)」を中心に考えれば、このような言い方になるのは当然かと思います。しかし、よく考えてみると、これらは「自分目線」の表現だと言えるかもしれませんね。
例えば運輸業界では「トラックで荷物を運ぶこと」が「商品(モノ)」ということになるでしょうか。このとき「モノ」を売ろうということしか考えていなければ、「他社の運賃が〇万円ならウチは△万円にしますよ!」という感じで、「トラック運賃」のみで勝負することになってしまいます。しかし、これでは他社との差別化をすることが出来ず、ライバル企業との消耗戦をし続けなければなりません。ではこのようにならないためには、どのようにしたら良いのでしょうか。私は「コト」を大切にするべきだと考えています。
「モノ余りコト不足」と言われる時代。どこに行ってもモノが溢れ、豊かで便利な世の中になりました。しかし、このような時代だからこそ「どのようなモノを売っていくのかではなく、どのようなコトを提供していくのか」が重要になってくるのです。これからの時代を生き抜くヒントが「ここ」に隠されているのかもしれませんね。