バスに乗るのは人だけではない!
鐵人ブログ、2446日目です。
先日札幌市内で開催された「一般社団法人札幌地区トラック協会青年部」の主催による研修会。札ト協青年部会では様々な学びを通じて、若手経営者の運送知識向上や経営意識改革を推進しているのでした。今回の研修会の講師は天塩町副町長である斉藤啓輔様。タイトルは「天塩町の地方創生から見る未来への衝撃対策 基幹産業の強化と物流の重要性」です。斉藤様、貴重なお話を聞かせて頂き本当にありがとうございました。
私が特に興味深かったのは「天塩町、クロネコヤマト、路線バスの三者協力による物流効率化」のお話です。北海道の北部に位置する地方都市の天塩町。その主な食資源である魚介類や農産品などを、路線バスを使って「客貨混載」を行い、首都圏へ翌日に配達するという画期的な取り組みは非常に刺激的な内容でした。「人を乗せるバスに貨物を積んで走らせる」といった、従来の既成概念に捉われない発想は本当に面白いものですね!
今回の天塩町の事例は、物流を改善し強化することによって、自身の商品の「付加価値」を高めることが出来るということを実証したものと言えるでしょう。ここに「物流」という仕事の面白さがあるのだと私は考えています。「物流を通じて地方を元気にしていくこと」。私自身の「新たな目標」がまた一つ見つかった気がします。