ネット通販が拡大する中
鐵人ブログ、3413日目です。(残り240日)
昨日のブログでお伝えした海上フェリーシャーシによる混載輸送の様子。今回の荷物のような重量物や長尺物を、物流業界では「異形貨物」と呼んでいます。従来は「クロネ〇」や「佐〇」などの宅配事業者が、このような異形貨物を運ぶ中心的な役割を担ってきました。しかし近年は「異形貨物の輸送を宅配事業者に断られてしまう」という話を、多くのお客様から聞くようになってきたのです。その要因の一つが「ネット通販の拡大」によるもの。どういうことか少し説明させていただきますね。
ここ数年の中で、皆さんも様々な買い物を「ネット注文」で済ますことが増えてきたのではないでしょうか?クリック一つで注文した商品が、翌日には宅配事業者が自宅まで荷物を届けてくれるのですから本当に便利な世の中になりました。このようなネット通販の拡大による荷物増加に対応していた矢先、今回の新型コロナウイルスの影響による「巣ごもり需要」が急拡大したことで、宅配事業者の輸送能力がさらに限界に近づいてきているのです。このような状況の中で、「人で持つことが難しく取扱いに手間がかかる異形貨物の輸送自体を宅配事業者が断るケースが増えてきている」というのが今回私が伝えたいことなのでした。
様々な環境の変化によって、大きな転換期を迎えている物流業界。しっかりと時代の変化を読み取り、自分たちが進む道を明確にしていかなければなりません。私たち丸吉ロジが運ばせていただいた4つの異形貨物を見て、改めてそう感じていた私です。