やめることを決めること
鐵人ブログ、２０５３日目です。
常に「時流の変化」を意識していますか？今日は「守破離（しゅはり）」の「破」についてお届けしたいと思います。私はこの「破」を「時代の変化に合わせて変えていく、やめていくもの」という意味で捉えています。事業を継続していく過程において、時代に求められることや外部環境は常に変化をしていきます。周囲が大きく変わっていく中で、自社だけが過去と同じままで良いはずがありません。そういった考えが根底にあり、私は「変化」を続けてきたのです。そこで今日のブログでは、私がこの１０年近くの間に「何を変え、何をやめたのか」についてお話しさせて頂きます。
社長就任前後に私が最初に「変える」と宣言したのが「安全・環境」についてでした。当時、私が肌で感じたのは「これからの時代は安全や環境を守らない企業に未来はない」ということ。そこで今から１０年前の平成１８年に「安全」と「環境」の旗印として、安全性優良事業所（Ｇマーク）とグリーン経営認証を同時取得し、そこから「安全環境経営」に大きく舵を切り、会社を変えていきました。今の丸吉の姿の根底には、このような決断があったのです。
「やめる」決断の中で一番大きなものだったのが「機工部門」の閉鎖でした。「丸吉運輸機工株式会社」という社名からも分かる通り、元々は「運輸」と「機工（工事）」の二本柱の会社だったのですが、私は絶対的な差別化戦略を進めていくために、「鉄の物流」に経営資源を集中させる決断をしたのです。戦略を決める上で最も重要なのは「やめることを決めること」なのではないでしょうか。何を守り、何を変え、何をやめるのか・・・明日は「何を創造していくのか」についてお伝えさせて頂きますね！
