ひと手間をかける大切さ
鐵人ブログ、3162日目です。
先日、苫小牧で打ち合わせをしていた時のこと。ふと外のヤードに駐車していたトレーラーの荷台を見てみたところ、「H形鋼」と言われる数十トンの鋼材の上に、「デッキプレート」と呼ばれる数百キロの鉄の資材が一緒に積まれていたのです。その荷姿を見て思わずカメラのシャッターを押した私なのでした。
「鉄」の物流業界では「一つの荷主企業から発注を受けた一つの商品を一つの場所に運び届ける」という輸送形態が一般的だと言えるでしょう。一方で今回のように複数の荷主から依頼を受けた「A・B」という別々の商品を一緒のクルマに載せて走ることを「混載(こんさい)輸送」と呼んでいます。一般的な輸送と比べると「時間」や「手間」かかることになるのは間違いありませんが、これからの時代においては、この「ひと手間」が他社との大きな差別化ポイントになっていくのではないでしょうか。
もの凄いスピードで時代環境や顧客ニーズは変化し続けています。自分たちだけが従来と同じような仕事のやり方やサービスのままで良いはずがありません。一度立ち止まって「今」を見直してみる時期にきているのかもしれませんね。皆さんはどんな「ひと手間」をかけているでしょうか?