それは諸刃の剣なのです
鐵人ブログ、3283日目です。
昨日のブログでは「工事事業をやめる」という決断をしたときの話をお伝えしました。今日は「その頃」の話の続きをさせていただきたいと思います。私が丸吉の社長に就任させていただいた2008年頃は、「トラックの陸上輸送」が売り上げのほとんどを占める構成の会社でした。そして運んでいた商品のほとんどが「鉄の重仮設資材」と呼ばれるものだったのです。また「北海道」だけで大部分の売上と利益を計上していたので、かなり「偏った構図」になっていたのは間違いありません。
このような状況の会社であれば、「北海道の重仮設材が大量に動くような一年」であれば良い結果になるのは確実です。一方で「真逆の環境」になれば、その結果は考えるだけで恐ろしくなるような状況になることは明らかでしょう。このような状況のままでは「市場環境」の影響に自社の経営が大きく左右されてしまうことになりかねません。「強み」というのは逆の見方をすれば「弱み」にもなってしまうのですね。
ここ数日のブログで「自社の強みに経営資源を集中させること」の重要性についてお伝えしてきました。しかしこのような集中戦略は「絶対的な武器を持つこと」が出来る可能性も高まりますが、大きな危険性も同時に受けるかもしれない「諸刃(もろは)の剣」になるのだということも忘れてはなりません。ではどのようにしていくべきなのか?この続きは明日のブログでお伝えさせていただきます。