鐵人ブログ、２１８６日目です。

自分の想いを周囲に伝えられていますか？私の３つ目のしくじりは『自分がないという生き方』をしてきたこと。以前の私は「自分はこうしたい！」「私のやりたいことはこれだ！」という明確な自分の考えをほとんど発信することが出来ていませんでした（←と言うより「自分の考えがなかった」という表現のほうが合っているかも？）。それよりも「周りからどう見られているか？」「みんなはどうしたいのか？」といった「自分ではないところ」ばかりに意識が向いていたのは間違いない事実だったと思います。

６年程前に発表した「経営羅針盤」という丸吉の将来ビジョン。「ここ」には私が想い描く会社の未来がビッシリ書かれています。この船（会社）がどの港（方向）に進んでいくのか？荒れる海（経済環境）をどのように乗り越えていくのか？いつまでにどのような姿にしていくのか？など、まだ起きていない未来のことを会社のメンバー全員の前で発表したのです。「社長は突然何を言い出すんだ？」「今がこの状態なのにそんなことは出来るはずがない！」…そんな風に思ったメンバーも多かったんですよ！と後から聞きましたけど（苦笑）。その後、ここに書いてあったことが少しずつ実現していく中で、「未来を決めること」の重要性を強く強く感じるようになっていった私なのでした。

「目指す未来を指し示すこと」。これこそがトップに求められる大切な役割の一つだと信じています。いつも私が勇気をもらっている『決断すれば必ず道は開かれる』という言葉。それぞれのトップの「決断の強さ」によって会社の未来が決まると言っても過言ではないでしょう。どのような厳しい環境であっても、どれだけ大きな壁にぶつかっても、トップ自身が「絶対にこうするんだ！」という強い決意を持ち続けることが重要なのだと思っています。

-伝えたいこと