「縦」より「横」の関係で
鐵人ブログ、2549日目です。
一般的に「荷主企業」と「運輸事業者」との位置関係は、「元請」と「下請」というように、仕事の流れが「縦の関係」になっている場合が多いかと思います。元請としては「荷物を運ばせている」、下請としては「荷物をもらっている」、そのような構図では決して良い関係の中で仕事をしているとは言えないのではないでしょうか。
私が理想とするのは、お互いが「パートナー」として、「横の関係」で仕事をしている姿。このような関係であれば、お互いに話し合いの場を定期的に持ったり、お互いの立場を尊重し合ったりしながら、何か「現場」で課題が発生したとしても必ず乗り越えていくことが出来るはずです。物流」という仕事は、「荷主企業」だけで成り立つものでは決してありません。一方で「運輸事業者」だけで仕事をしている訳でもないのですから。
ドライバー不足が深刻化する中、未来の日本の物流が「危機的」な状況になっていくのは確実です。互いの存在を認め合い、協調しながら、共に変革を断行していかなければ、この厳しい現状を乗り越えていくことは難しいでしょう。「お客様と共に理想の鉄の物流現場をつくり上げること」。これが私自身に与えられた大切な使命の一つだと思っています。