「不揃い」だからこそ
2017/02/26
鐵人ブログ、2159日目です。
「木は不揃いだから美しい」「木の癖を見抜いて生かす」という言葉を聞いたことがありますか?これは「法隆寺」の改修を手掛けたことで知られる宮大工の(故)西岡常一さんの言葉です。1000年以上の歳月を超えて、今もなお建ち続けている法隆寺には、このような考え方が根底にあったのですね!
「組織のメンバーも材料の木もみんな不揃い。一人一人、一本一本の個性を生かして作り上げるからこそ丈夫で美しい建物が建つ」のだと西岡さんは言いました。現代においては「効率」を求めるあまり、どうしても「均一な人材」「均一な商品」を求めてしまいがち。本来は全てが同じという「均一なもの」は存在しないはずなのに、そう考えた方が楽だから「均一」を求めてしまうということなのでしょう。それぞれの個性を生かせる経営者でありたいと思える言葉に出会うことが出来ました!
ちなみに少し話は変わりますが私の名前は「隆昭(たかあき)」という漢字を書きます。これまで誰かに自分の名前の字を説明するときに、『法隆寺の隆(りゅう)に昭和の昭(しょう)』と言うようにしてきました。そんな「法隆寺」にこんな素敵な話があったことは嬉しい限りですね!この法隆寺を見習って1000年続く企業づくりを目指していきたいと思った私なのでした!(笑)